谷口たかひさ 《環境活動家/作家》
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活動について

PROJECT.

牛乳裁判

日本の学校給食では、法律上、牛乳の提供が必須とされています。しかし、乳糖不耐症やアレルギーを持つ子どもたちにとって、これは健康への悪影響を及ぼす可能性があります。本プロジェクトでは、すべての児童が安心して食事を楽しめるよう、学校給食の牛乳を「選択制」にすることを求め、裁判を通じて制度の見直しを訴えています。また、牛乳を飲まない自由を認めることで、健康や宗教的信条など、多様な価値観を尊重する社会の実現を目指しています。

背景

現在の日本では、学校給食に牛乳を取り入れないと、
学校が補助金をもらえない仕組みになっています。
しかし牛乳を飲むことで、お腹を下したり、腹痛や吐き気を催すなど、体質に合わない方も一定数います。
国は国民の健康的な生活を守る責務があります。
しかし、牛乳を摂取するか選択できないこの仕組みで、
本当に健康を守れていると言えるのでしょうか?

YouTube対談

谷口
韓国では、牛乳を飲みたい子は飲めるし、飲みたくない子は飲まなくていいという仕組みになっている。
日本では、毎日牛乳が全員に配られることに関してどう思いますか?

金子
毎日飲むことには大きく4つ弊害があります。

1.アレルギーの問題
2.乳糖不帯症
3.ミネラルバランス
4.慢性疾患との関係

実際に、即時型アレルギーに関しては原因物質の第2位であり、
遅延型アレルギーに関しても、 某検査会社の1年間のデータを集計したところ、約7割の方に高反応が出たというデータがあります。
また、日本人の半数から8割に乳糖不帯症が見られており、下痢や腹痛の症状が出るために飲みたくないという方が一定数見られます。

谷口
「カルシウム=牛乳」のイメージがある中、牛乳におけるミネラルのバランス、特にカルシウムとマグネシウムのバランスが良くないという話も聞きますが、本当ですか?

金子
おっしゃる通りで、理想的なミネラルのバランスは、カルシウムとマグネシウムが大体2対1です。
牛乳に関しては10対1です。実際にその牛乳を飲むことによって、逆に骨が脆くなるという説もあります。

谷口
骨を強くするために、頑張って飲んでるような人もいると思いますが、
そもそも骨を強くするために牛乳を飲むのは間違いなんですか?

金子
そうなります。実際、戦後、日本人はカルシウムは充足しており、むしろマグネシウム不足と言われています。
他にも、カゼインフリーが発達障害、特に自閉症の改善に寄与したという報告も出ています。

谷口
ここまでのことを踏まえて、牛乳無し、まではいかなくても選択性にすることに関してはどう考えますか?

金子
医学的に見ても牛乳は、体質を選ぶうえ、栄養の偏りがあるので、あくまで至高品に留めるべきだと考えています。
給食制度に関しては、世間のニーズや世界の動向を踏まえて選択性に移行していくべきだと思います。

BIO CLINIC 表参道について

健康と内側からの美しさをサポートし、人それぞれのウェルネスを実現

BIO CLINIC表参道は、分子栄養学:オーソモレキュラーで疾患を根本改善するを理念に、一人ひとりに合わせたテーラーメイドな治療方針で栄養の最適化による細胞レベルからの機能回復に取り組んでいます。

分子栄養学による細胞レベルからの〔栄養の最適化〕と〔組織の修復〕

分子栄養学検査を基軸にアメリカのバイオロジカル検査を併用し、サプリメントや栄養療法、添加物フリーの良質な製剤による点滴療法、食事コーチングプログラムを組み合わせることで、体調の根本改善を図っています。

予防医学」健康のための事前対応を当たり前に。

通常の健康診断は「病気の早期発見」です。
つまり大きな病気がみつからなければすべて「健康」という扱いになるということです。しかし、実際には目に見えない変化が細胞レベルでは起こっています。予防医学でできることを広め健康の概念そのものを変えていきます。

金子拓人

BIO CLINIC[ビオクリニック]表参道 院長

2013年、横浜市立大学医学部医学科を卒業後、聖路加国際病院を中心に麻酔科医として勤務し、心臓血管麻酔を専門とする。
2021年には心臓血管麻酔専門医を取得。
臨床現場での経験から予防医学や栄養の重要性を実感し、分子栄養学を学び始める。
2022年、BIO CLINIC[ビオクリニック]表参道を開院。
2023年には、一般社団法人JPMRS 日本予防医療研究会を設立。
2025年 健康経営コンサルティングKANAME
健康施策の定量分析サービスmielca[ミエルカ]をローンチ。

予防医学と栄養療法の普及を通じて、より持続可能な健康と、一人ひとりの人生の充実を支える社会の実現を目指し、SNSでの情報発信や講演活動、企業との連携などに積極的に取り組んでいる。

牛乳裁判
今までの活動

那覇地裁令和5年(ワ)第873号の判決文 要旨

この裁判は、原告が特定の宗教的信条に基づき牛乳を飲まない選択をしていたにもかかわらず、小学校の給食において牛乳の摂取が実質的に強制され、そのことで精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めたものです。
判決では、学校給食における牛乳の提供は、栄養の均衡を目的とするものであり、保護者や児童の信条に反する場合には代替手段や配慮を検討すべきであるとされました。
教育の現場においても、児童の信条や健康上の理由に応じて、牛乳を飲むか否かの選択の自由が尊重されるべきであり、強制的な飲用を求めることは、個人の尊厳や信教の自由を不当に制限する可能性があると認定されました。
したがって、「学校が一律に牛乳を強制するのはおかしい」「牛乳を飲むかどうかは、児童および保護者に選択の権利がある」との主張は、本判決において一定の正当性をもって認められたものといえます。

裁判原文とDLによる活用について

こちらのページでは、
「学校給食における牛乳の選択制」に関する裁判の判決文をダウンロードすることができます。

本件裁判では、

  • 学校給食において牛乳の提供は義務ではないこと
  • 児童・生徒が牛乳を飲む義務もないこと
  • アレルギー等に配慮し、学校が個別に対応する義務があること

が、裁判所によって正式に認められました。

これにより、
「学校給食で必ず牛乳を飲まなければならない」という誤解は、
法的にも正しくないことが明らかになりました。

この判決文は、「牛乳以外の選択肢も認めてほしい」と願う小中高生や保護者のみなさんが、
学校への要望や相談を行う際の参考資料として、自由にご利用いただけます。

学校との話し合いや要望書提出の際に、この判決文を添付することで、「裁判所もこのように認めています」という客観的な根拠を示すことができます。

ご自身や子どもたちの選択肢を広げるために、
ぜひこの資料を活用してください。

活動について

講演活動

ほぼ毎日、国内外の学校や企業、コミュニティで講演活動を行っています。

オーガニック給食

子どもたちに「よい食」を。給食で使う食材をオーガニックにする活動を行っています。

こども国会

書籍の売り上げを全額をプロジェクトに投入。子どもたちだけでどう使うかを決定します。

牛乳裁判

学校給食の牛乳を選択制にするため、法改正を目指す裁判を行っています。

midori

世界中で、植樹を行う活動を行っています。

ECO PROJECT

フィリピンのセブ島を活動拠点に置くNGO Anya’s HOMEと共同で、海の水質改善を目指し、本格的なビーチクリーニングを行っています。